輪島市の門前高校で野球指導アドバイザー(地域おこし協力隊)に就く、星稜高校野球部元監督の山下智茂さん(77)への委嘱状交付式が四日、市役所で開かれた。「小さな学校、小さな町に、大きな可能性を秘めている。大きな夢にチャレンジしたい」と力を込めた。
梶文秋市長から委嘱状と記念品の白いノックバッドを受け取った山下さんは「目的は人間形成、目標は甲子園、キャッチフレーズは地域おこし軍団。どうぞよろしくお願いします」とあいさつ。これから週に三〜四回の指導に当たる。
山下さんは門前町黒島町出身で、門前高の一期生。星稜高監督として甲子園に春夏合わせて二十五回出場し、日米球界で活躍した松井秀喜さん(能美市出身)や元中日の小松辰雄さん(志賀町出身)らを指導した。
山下さんの生活拠点は金沢だから、単身赴任となるのだろうけど、人口減に悩む能登地方をなんとかしなくてはと気にかけておられたのだろうが、よくぞ地域おこしのために英断されたと思う。ソフトボール部監督の室谷妙子さんと入れ替わられた形になった。是非、門前高校野球部に全国から入部志願者が殺到するという夢が現実となるよう祈念しよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿