昭和47年の写真で、カラーでないものがあった。その写真は、広島県大野町地内の山陽新幹線大野トンネルの導坑掘削で、破砕帯に遭遇したという連絡を受け、現場に急行した際の記録である。
いつ何時大崩壊するか分からない「切羽」だが・・・ |
状況報告後に幹部を交え緊急会議が開かれ、対策を検討した結果、薬液注入で土砂崩壊を防止することになった。
数日後、収まり傾向になったのでこの先端部分をコンクリートで塞ぐ(バルクヘッド工)ことに決定した。このままでは工事が遅延するので、破砕帯を直角方向に横断する迂回坑を設け掘削を続行することにした。
この破砕帯対策で工期が4ヶ月も遅れ、開業日にずれが出るかも・・・と心配された。
底設導坑掘削ジャンボの稼働状況をチェック中 |
帰路、もうすぐ出口だ、無事でよかった! |
その約1年後、無事貫通式を迎える事が出来た。
広島新幹線工事局長の貫通スイッチ「ON」 |
貫通点で担当者が記念撮影 |
AIカラー化作業はこれからも続く。
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