今朝の北國1面に「北陸新幹線の手取川橋梁が連結」という記事が掲載された。
今から遡ること47年前、宮島の対面安芸郡大野町で山陽新幹線建設に土、日なしで奮闘していた経験から、そんな記事に接すると「血沸き肉躍る」思いがする。
先週、あるTV局が新幹線手取川橋梁の建設状況を取材したものを放送していた。
手取川橋梁は箱桁が何本も連なり、その中に入ってもうすぐ残り1か所がつながる現場までカメラが追った。
この橋桁施工方式はディビダーグ工法を採用した。俗名では「やじろべえ工法」と呼んでいる。
北陸新幹線手取川橋梁(きょうりょう)の連結式は25日、川北町朝日の現地で行われ、約90人が金沢―敦賀間では最長となる558メートルの橋がつながったことを祝い、23年春の敦賀開業に向け、工事の安全を祈った。
北陸新幹線の手取川橋梁が連結 石川・川北 |
手取川橋梁は金沢開業から間もない15年8月に着工した。手取川が増水する6~10月は工事を中断するため、連結までに約4年を要した。今後はレールや架線、信号の設置などが進められる。
やじろべえ工法:均等にバランスをとりながら桁を伸ばしていく |
この工法は30年前から施工されるようになった比較的新しい工法である。
地上又は水面から20m以上も高い位置に桁が施工されるのだが、メリットとして足場が不要なことが大きい。だがこの工法は何本もの太いピアノ線をあらかじめ引張力を導入してコンクリートを打設する必要があることから、厳しい施工管理が要求される。
去年9月の工事状況 |
昭和49年、山陽新幹線の次に北陸新幹線をやりたいと希望していたが、オイルショックを経て予算が回らなくなって50年近くになってようやくこんな状態なのである。
50歳ほど若かったら・・・と馬鹿げた空想をしてみた。
0 件のコメント:
コメントを投稿