同大学校から派遣されるのは瓦科の天池満(58)、網沢保二(55)両講師と、歴史的建造物修復士の武苗裕之さん(60)、修復技術専門員の戸石久徳さん(51)の四人。同大学校が海外で技術指導に当たるのは初めて。
瓦ぶきの指導に当たる天池満さん(左から2人目)=金沢市内で |
旧台湾総督府本庁舎などの修復に携わり、台湾政府から「国家文化資産保存賞」も受けている長岡造形大(新潟県長岡市)の木村勉名誉教授を通じ、同大学校への協力要請があったという。
平成8年11月に台湾に旅行した。台北市内に大正時代に建てられた旧日本人街があるというので台北駅から歩いて尋ねてみた。写真が見当たらないということは風景に見とれてシャッターを切るチャンスを失ったようである。
台湾文化部は、日本統治時代(一八九五~一九四五年)の建築物を含め、歴史的建造物の保存と活用を進めている。今回は当時の建築物の修復技術を現地技術者に習得してもらうため、天池さんらが建築物調査の指導や、模型を使った瓦ぶきの研修会を受け持つ。
現存する台湾総督府建物 |
調査の対象は台中市にある「朝陽街日式宿舎群」で、日本統治時代初期から裁判官官舎などが次々と建てられた区域。残っている建物は木造の和風様式で、同市のホームページによると、現存する同時期の建物は少なく建築的価値があるものの、築数十年と老朽化して傷みが激しい。
戦時中(昭和17年)だが台北は普通の生活が伺えられる |
「瓦をふき直すにしても、まずは建物がどういった構造で、どういう仕様で建てられたか調査が必要になる」と戸石さん。「日本で失われた当時の日本の建築技術を見られる可能性もあり、勉強もできる」と意気込む。
台北駅 |
花蓮でも駅は日本の駅そのもののようだった。
改札口周辺の雰囲気も日本そのもの |
花蓮から20kmほどのところに全山が大理石というタロコ峡谷があるが、素晴らしい景観が広がっていた。
小松から定期便が就航しているので、行こうと思えばすぐに行ける場所になった。もう一度いってみたい台湾である。
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