雲は湧(わ)き 光あふれて
天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ
若人よ いざ
まなじりは 歓呼に答え
いさぎよし 微笑(ほほえ)む希望
ああ 栄冠は 君に輝く
天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ
若人よ いざ
まなじりは 歓呼に答え
いさぎよし 微笑(ほほえ)む希望
ああ 栄冠は 君に輝く
甲子園で高らかに歌われる「あゝ栄冠は君に輝く」の歌詞である。かつて、伊藤久雄が朗々と歌っていた歌である。
昨日、ある記事に目を見張った。何とこの歌の作詞者が石川県出身者だったのである。
旧根上町(現能美市)出身の加賀大介さんという人(一九一四~七三年)であることを初めて知ったのである。
加賀さんは、四八年に主催者が公募していた大会歌の歌詞を作り、五千を超える応募の中から選ばれた。ただ、妻の名で応募していたことから、当初は妻が作詞者とされ、二十年後の第五十回大会を機に真実を明らかにした。
その加賀さんを描いたドキュメンタリー映画「ああ栄冠は君に輝く」が撮影中だという。撮影地に、七尾市中島町が加わることになり、八日に製作関係者が現地を下見した。
映画は、中島町と親交がある仲代達矢さんがナレーションを務めるほか、仲代さんが主宰する無名塾の役者も加賀さん役などで出演する。
当初は、金沢市と能美市で撮影する予定だったが、稲塚秀孝監督が無名塾に縁のある中島町でも撮影することにした。
八日は、加賀さんの少年時代を描く場面を撮る場所を探し、江戸時代中期に建てられた国指定重要文化財の民家「座主家」や高沢内科医院、中島中学校グラウンドなどを撮影地に決めた。今月下旬にも製作に取り掛かるという。
稲塚監督は「中島町は無名塾のホームグラウンド。地元の協力をいただき、いい作品にしたい」と話した。撮影地を案内した中島地区コミュニティセンターの高田則晃センター長は「演劇のまちとして、撮影地に選ばれて光栄。映画を通して、町をPRできるといい」と語った。
八日は、加賀さんの少年時代を描く場面を撮る場所を探し、江戸時代中期に建てられた国指定重要文化財の民家「座主家」や高沢内科医院、中島中学校グラウンドなどを撮影地に決めた。今月下旬にも製作に取り掛かるという。
稲塚監督は「中島町は無名塾のホームグラウンド。地元の協力をいただき、いい作品にしたい」と話した。撮影地を案内した中島地区コミュニティセンターの高田則晃センター長は「演劇のまちとして、撮影地に選ばれて光栄。映画を通して、町をPRできるといい」と語った。
上映は意外に早く、七月七日から金沢市や能美市で始まり、七尾市でも検討しているという。
これは見逃す手はない。
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