2018年5月29日火曜日

いよいよ首都高を取っ払う計画が始動

江戸時代、東海道の起点は日本橋と定められていたが、現在の国道1号線の起点でもある。
その日本橋の現況は首都高が負いかぶさり、往時の風情が無くなってしまった。

日本橋の現況
江戸時代の日本橋
明治44年の日本橋
これでは風情が台無しだとして、首都高を地下にして元の風景に復元すべきだとする意見が根強くあって、ようやく国交省等関係機関が腰を上げた。

五街道の起点だった名橋・日本橋を覆う首都高の撤去は、景観改善の面で地元の要望が強かった。一方、首都高会社は老朽化が進む竹橋―江戸橋JCTの2.9キロメートルで大規模更新を計画。更新にあわせ、日本橋区間の地下化を検討していた。17年7月には国と都が検討開始で一致。11月に検討会を設置し、地下を通るルートの具体的な検討を進めていた。


七ツ立ちとは何時?
日本橋区間の地下には上下水道や電力施設などのインフラ設備が埋まり、東京メトロ・半蔵門線や都営浅草線など地下鉄も通る。周辺では民間再開発も複数計画されており、ルート選定は「限られた空間を縫う」(国土交通省)ように進められた。
今回のルートは当初検討していた地下の道路を減らし、周辺の民間再開発への影響を減らした。カギとなったのが首都高・八重洲線や東京高速道路(KK線)など既存の道路の活用だ。

50年以上も首都高がかぶさっていて、首都高も傷みが大きくなって取り換え時期に来ているのだという。完成は東京オリンピック後だというが、すきとした景観の日本橋を眺めてみたいものである。


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