2023年3月29日水曜日

退職金は採算性度外視の遊園地づくりに投入した元校長先生の生き方

前から気になっていたのだが、珠洲道路を走行すると中斉の手前で、田んぼの奥まったところに遊園地らしきものが見える。誘導の旗が立っており、「ケロン・・・」とだけ読めた。
で、2,3日前だが、ネットに掲載されているかも・・と思い検索してみた。

何でも、耕作放置地3,300㎡を整地して子供の遊び場を作ったのだという。設置者は元校長だった上乗秀雄さんが、退職して直ぐ着手した。在職中にドイツを視察した際に、遊園地を見て子供にはなくてはならないものと感銘を受けられたという。そして自分もやりたいという強い意志で適地選定から始められた。

規模は広大
開発は個人の資金力だけに頼った

各施設は土日だけオープン

奥さんの純子さんも積極的に運営に携わっておられるという。

今年2月、総務大臣賞を受賞された

遊園地に全ての退職金を投入され、利益度外視で運営されている上乗秀雄さんの行動力に敬意を表したい。
まだ一度も立ち寄っていないが、一度は訪れてみたいところである。

ケロンの小さな村の入り口

能登町HP参照
中斉の自然体験施設「ケロンの小さな村」を運営する宇出津の上乗(じょうのり)秀雄さんが、優れた地域おこしの事例を選ぶ国の「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の個人賞に選ばれました。能登町役場で昨年12月6日、持木一茂町長に報告し、「受賞を心の宝とし、今後も息長く続けたい」と喜びを語りました。

農山漁村の宝は、内閣官房と農林水産省が毎年選定し、今回は団体・法人向けの部門と個人部門に全国から計930件余りの応募がありました。上乗さんは個人部門に選ばれた5人の中から、さらに1人だけが選ばれる個人賞を受賞した。
持木町長から「能登の里山を地域の力に変えた取り組みは町の誇り」と祝福を受けると、「後継者のことも考えながら、これからも子どもたちに里山の大切さを伝える活動を続けていきたい」と語りました。

私より2歳年下の上乗さんは素晴らしい人生を歩まれている。今後も幸多かれと祈りたい。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

素晴らしい、脱帽ですね!