平成17年4月1日発行の「能登線日和」を時々めくって、在りし日の鉄道に思いを走らせている。湯浅啓写真集である。その写真集でも特に思入れが深い写真がある。
やがて珠洲行が到着する能登白丸駅 |
どうしてこの写真の思い入れが深いかというと、この線路を建設した工事監督者として当時の写真を撮影したものが手元に残っている。
時は昭和37年10月頃 |
当年とって満19歳、もう60年以上も前の出来事になってしまった。市之瀬(イカモール付近)にあった小木工事区勤務だった。事務所から単車でここまで来た。翌年10月に松波まで開業した。
その開業前日に撮影した白丸駅の写真があった。駅に日の丸が掲出されている。
飾りつけも施された |
写真はモノクロだったが、AIでつい今しがた着色したばかり。
写真を見たら涙腺が緩んだ。こんなに喜ばれた能登線だったのに・・・と。
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