七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれた。そこで、無病息災を祈って七草がゆを食べたのだという。古くはまな板の上で、草をトントン叩いて刻むその回数も決められていたとか。こんな、おまじないのような食べ方もいいが、実はこの七草がゆ、とても料理にかなった習慣だという。
七草はいわば日本のハーブ、そのハーブを胃腸に負担がかからないおかゆで食べようというのだから、正月疲れが出はじめた胃腸の回復にはちょうどよい食べ物である。また、あっさりと仕上げたおかゆは、少し濃い味のおせち料理が続いたあとで、とても新鮮な味わいがある。
近江町で七草がゆがふるまわれた |
加賀野菜の「金沢せり」などを使った七草がゆの振る舞いが7日、金沢市の近江町いちば館広場であった。無病息災を願う恒例行事は、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなった。
県産のカブや塩などを使った約二百食を大鍋で用意した。スタッフが味見をしながら大きなしゃもじでかき混ぜた。午前十時半から列ができ、受け取った人は寒さの中熱々の七草がゆを味わっていた。
七草がゆが終わり、今日は「どんど焼き」。昔からある8世帯しかない荒屋町の住人が、八幡神社に隣接した公園で毎年行われている。我々新興住宅に住む世帯が圧倒的に多いどんど焼きだが、在所の人たちは快く受け入れてくれる。どんど焼きは8時から始められる。
0 件のコメント:
コメントを投稿