浅野川大橋が開通して昨日が100周年記念の日だったという。一方、犀川大橋は2年後に100周年を迎える。二大橋は構造形式が全く異なっている。浅野川大橋は3径間アーチ橋となっており、あたりの風景にしっとりと溶け込んでいる。
全景 |
美しいアーチ型が大正ロマンを伝える浅野川大橋は、歴史的な価値を有するとして国の登録有形文化財に指定された。金沢らしさを象徴する地域のシンボルとして多くの人に親しまれており、古きよきものを尊重する金沢市民の気質がその姿から伝わってくる。
高欄は格子高欄となっており、唐草模様付きの格子高欄は、復刻レリーフやレトロ調の照明とともに大正ロマンを演出。高欄にもたれて景観を楽しむ人の姿も見られる。
桜花爛漫の浅野川大橋 |
平成元年の改修工事で、大正時代の面影を復元し、同時に橋の上にあった電線類をすべて撤去して歩道下に埋設し、観光地に近く、歩行者や自転車の安全性を確保するために、平成28年に歩道の拡幅や自転車走行指導帯を整備した。
これらの整備により、金沢の風景にマッチした構造物となっており、市民に愛される橋である。
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