毎年1月末に開催される湯涌温泉の氷室仕込みが、コロナ禍で今回も一般体験が中止されるという。去年は雪が降らなかったため、やむを得ず中止になったのだが、今年は腹が立つほど雪があるのに中止となってしまった。
こんなに人気がある一般体験 |
二年前の雪詰め体験 |
この氷室仕込みは、加賀藩が氷室に詰めた雪を将軍家に献上したことから、湯涌温泉観光協会が1986年(昭和61年)に復活させた。二年前は、貯蔵した雪は例年の八割減の12トンのみで、六月末に氷室の中の雪を取り出し、東京都などに贈る「氷室開き」前に解けてなくなった。暖冬だった昨年は湯涌周辺に積雪が全くなく、周辺地域から雪を集めることもできず、復活させて以来初めて雪を貯蔵できず、二年連続で暖冬に泣かされた。
今年は一転、湯涌町では一メートル超えの積雪を記録したが、人混みを避ける感染症対策のため観光客の雪詰め体験は中止し、関係者だけの仏事だけを行う。
石川県の昨日の感染者は19人だという。まだ陽性になった人が入院できない悲惨な状況になっていないが、大阪では何千人も病床空き待ち状態。医療崩壊しているのだ。自粛疲れか、前回の非常事態宣言下よりズッと人出が多いという。これでは収束は困難だろう。困ったものだ。
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