コメの価格高騰が続いているが、1回の田植えで2度収穫できる「再生二期作」が徐々に広がってきたという。
何のことだ?と思い調べてみたら、地球温暖化を逆手に取り、稲の生育可能な期間が長くなったことを生かした農法で、今年は少なくとも約20県の農家らが導入し、栽培面積も昨年と比べ2倍以上になる見通しとなった。
再生二期作とは、水稲を刈り取った後の切り株から発生する茎を再び育てることで、1回の田植えで2回の収穫を可能とする栽培技術。懸念される温暖化を逆手にとれる点、1年で約2年分の収量を期待できる点、従来の二期作と異なり「植え直し」が不要な点などを理由に注目されている。
農研機構九州沖縄農業研究センターは、水稲の再生二期作を継続して研究しているという。2020年には、2017年と2018年の栽培試験に基づく研究成果「温暖化条件下で威力を発揮する水稲の再生能力を活かした米の飛躍的多収生産技術」として、多収系統の再生二期作栽培により極めて高い収量が得られることを発表している。
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