春と秋に数千キロを移動することで知られるチョウのアサギマダラが、兼六園に飛来している。園内の撮影を続ける写真愛好家のグループによると、9月下旬に飛来を確認し、気温が下がった10月初旬から数が増えたらしい。
中には長野県内などで記されたマーキング入りの個体も。秋の七草の一つ、フジバカマの蜜を吸う姿に、観光客も盛んにカメラを向けていた。このマーキングは見たことがないが、数日前の宝達山に飛来した蝶のマーキングの写真があった。
これから台湾方面に向かうという。この羽で2000km以上も飛んでいくとは信じがたいが、ある個体が台湾でマーキングが判読できたという。風に吹き飛ばされそうだがよく耐えられるものだと感心することしきりである。
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