金沢市の野町駅と白山市の鶴来駅の間の13.8kmを結ぶ「北陸鉄道石川線」。朝は通勤・通学客で満員状態だが、慢性的に赤字が続いていて、2022年から存続の議論が行われていた。
今後を検討していた金沢市が、利便性向上策として増便を提案し、存続に向け北鉄と調整を進めているという。この路線には高校の遠足で倉ケ岳登山の帰りで、日御子から野町まで乗車した記憶がある。
石川線電車 |
金沢など沿線自治体は、鉄道施設の維持経費の一部を負担する方向のため、老朽化した車両の更新を含め、利用者の上積みを促す見通しとなった。その対策を年内にまとめ、来年1月の会合で決定する。市は早期のキャッシュレス化や他の鉄道・バスとの乗り継ぎ割引、パーク・アンド・ライドの拡充も要請し、利便性を高めて利用者を増やす「好循環」につなげる。そして、金沢、白山、野々市、内灘の4市町は8月の会合で鉄道を存続させる方針を決定した。
行政の支援策については、村山卓金沢市長が1日の市議会12月定例会本会議で、鉄道施設の維持経費の一部を沿線自治体が負担する「みなし上下分離方式」を採用したいとの意向を表明した。北鉄は鉄道施設を自治体に譲渡し、交通事業者が運行を担う「公設型上下分離方式」の導入を求めているが、金沢市はみなし上下分離の方が公設型より負担が抑えられるとみている。
こんな記事を見て思うのは、18年前に廃業となった能登線の存続について、行政サイドの援護がゼロだったことにはがゆい思いがつのるばかりだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿