鵜様はカヤ製のカゴに収められ、気多大社に届ける「鵜捕部(うとりべ)」の小森一平さん(43)方に運ばれた。捕獲の一報を聞きつけた住民が鵜様の姿を拝んだ。鵜様道中は12日午前6時半ごろ、鵜浦町を出発、3日かけて同大社に向かう。16日未明に神事が執り行われる。
気多大社によると、由来は定かでない。言い伝えでは、祭神の大国主神(おおくにぬしのかみ)が七尾市鵜浦町の鹿渡島(かどしま)に着いた際に御門主比古神(みかどぬしひこのかみ)がウを捕らえてささげた故事や、櫛八玉神(くしやたまのかみ)がウに変化し海中の魚を捕って献上した故事に基づくとされる。小西家がウを捕る理由や鵜捕部がウを運ぶ理由など詳細も不明。鵜様道中で「鵜捕部」を務める住民は、七尾市所口町の気多本宮や中能登町良川の「鵜様道中の宿」を経由する。
このような伝統行事が延々と今に続く住民の責任感が素晴らしい。石川県の誇りでもある。
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