2020年10月7日水曜日

50年分のごみ埋め立て処分場が完成

数年前に金沢市のごみ処理に関する講習会に出席したことがあった。西部環境エネルギーセンターでは、最新の焼却施設とその熱エネルギーで発電する施設があることに驚いた。この施設見学後に戸室新保のリサイクルプラザでの講習会に出席した。この施設は規模が大きく、ゴミ焼却熱を利用した浴場まで備えている。この時はまだごみ有料化の検討段階だった。

戸室リサイクルプラザ
ここでは収集された粗大ゴミを修繕して販売するコーナーが設けられている。これが大人気を呼んでいるという。確か、購入を希望する場合は購入価格を競う「入札方式」だという。

さて、昨日の新聞によると、戸室新保に建設中だった埋め立て処分場が完成したという。
完成した50年分の埋め立て場
金沢市の新たな廃棄物最終処分場として、市戸室新保埋立場が五日、開場した。戸室新保での埋め立ては一九七四(昭和四十九)年に始まり、今回で四カ所目。二〇六八年まで約五十年の利用を予定している。 
新たな埋め立て場の総面積は五十四万一千平方メートル、埋め立て容量は二百七十一万立方メートル。〇九年に計画作りに着手し、事業費九十億円をかけて整備した。一九九四年に開設した三カ所目の埋め立て場の容量が満杯になるまでは併用し、二〇二二年四月から単独で使う予定。 
約50年の利用を見込む新たな埋め立て場=金沢市戸室新保で
容量は三カ所目に比べて三割ほど少ない。ただ、市内の埋め立てごみは四万トンだった一七年度以降、有料ごみ袋の導入もあり一八年度は三万七千トン、昨年度は三万六千トンと減少傾向にあることから、より長期の利用を見込んでいる。
四日の開場式には市議や地元町会関係者ら七十六人が出席。山野之義市長はあいさつで「地元の皆さんや地権者の理解、協力のたまもの」と感謝し「ごみの再資源化に積極的に取り組み、予定より長い期間活用したい」と述べた。テープカットをして開場を祝った。 

既に埋め立て場の役割を終えた二カ所の跡地は、市戸室スポーツ広場として活用されている。
あと2年埋め立て可能な従前の埋め立て場

この処分場は日本でも最大級のゴミの埋立地だという。凄い勢いで満杯になったようだが、有料化以降は三割くらい減少したという。50年で満杯と見込んだいる新埋め立て地だが、あと10年くらい伸びることを期待したい。

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