41年度初頭に着工された複線化工事は在来線に腹付する一般的な方法と異なり、下り線単独で曲線半径を大きくし、スピードアップが可能となるよう別ルートとする線形が採用された。
当時、その計画さえもなかった中央自動車道中津川IC付近に千旦林トンネル(L≒350m)が施工されることになった。
千旦林トンネル入り口で助役の指導 |
多治見工事区で貫通式に参列して私もいつかはトンネルを担当したいと思ったが、あいにく2年先輩が担当者となった。
トンネル入り口付近の坑外設備 |
切羽(掘削先端部)の状況 |
しばらくして本トンネルの覆工コンクリート初打設を祝い、盛大な祝宴が開かれることになった。
一流の料亭で芸者をあげて祝宴 |
この後、麻雀大会が開かれ、オールグリーンという役満の手に振り込んで大負けを喫した苦い思い出がある。
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