我が家に実ったアケビ |
数年は実のなる気配が全くなかったが、5年ほど前から数個の実を付けるようになった。
今年は最も実が多く、10個ほどできた。
2,3日前、孫がアケビの実が落ちているよと知らせてくれた。
私が幼いころ、甘い物といえば山の実を採りに行ってよく食べた。
春はイタドリ、グミ、初夏にスモモ、イチジク、秋は柿、アケビ、クリ。
今の子供たちは見向きもしない。食べ物が容易に手に入るかそうでないかの差なのだろう。
小学生の頃は5,6年生になって山に入り採れるようになった。実を口に含んでもぐもぐすると甘さが口いっぱいに広がる。頃合いをみて種を吹き出す。
中・高生だった頃の秋の季節は、戸室山の麓へ友達とアケビを採りに行った。
大学病院前の大通りから金沢刑務所の高い塀に沿って暫く行くと、鶴間坂を下り田上を過ぎてかなり長い登り坂を登りきると俵に出る。そこから麓までそんなに遠くはない。
アケビは蔓の植物であるから、細い木にからまって実を付ける。だからその実を採るには経験がいる。
そんな思い出が強く脳裏に刻まれているためか、我が家に果実を付ける木がかなり植えてある。
梅、杏子、キイチゴ、そしてアケビ。
杏子とキイチゴはジャムにするととても美味。
アケビは思い出の味。孫に食べさせたが「また食べたい」という声は聞かない。
蔓の伸びが早くて手入れが追い付かない |
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