受付を済ませて検査室の前で待つこと20分。すぐ検査台に寝かされた。
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CT検査台のイメージ |
側頭骨CTとは?
耳を中心に、骨の細かい変化を写す撮影法で、 この撮影法の特徴は、主に4つである。
➀比較的、撮影範囲が狭い。(一般的に乳突蜂巣から側頭骨錐体上部まで)
➁左右対称性の重要性が高い。(ポジショニングが重要)
➂画像再構成には、薄いスライス厚(最低1mm、できれば0.5mm~0.8mm)と高分解能関数を用いる。
➃画像は左右の側頭骨を中心にした、拡大再構成をそれぞれ作成する。(FOV70~100mmф)
なぜ、側頭骨CTは骨に特化したような画像を再構成するのか?
それは、耳の構造の枠組みは、骨によって作られているので、骨の変化を見ることにより、病気の病態を把握することが出来るためだ。
では、実際にどのような画像が提供されているのかというと・・・
耳小骨(ジショウコツ)のわずかな変化もわかるため、中耳炎をはじめとした伝音難聴の診断には非常に有用で、中耳の手術では不可欠といっても過言ではないという。
ということで検査が終了した。
次に耳鼻科の検査室へ。前回はどこの耳鼻科でも検査している聴力試験だったが、今回は検査方法が全く異なっていた。
ヘッドホンをつけ正常な右から検査開始。80デシベル、65、40と聞こえる音の大きさが違うのだが、何が聞こえたのか所定の用紙に記入せよと指示された。右は殆ど記録できた。
次に左を測定。80デシベルは回答率9割くらいだったが、40では1割ほどの回答率に終わった。
そして待つこと2時間。ようやく主治医の説明を聞いた。先ず、CT画像がパソコンに示された。
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画像はだいたいこんなイメージ |
先生曰く、「画像を見て骨の異常はないと判断する。今日の聴力検査の結果を踏まえ総合的に判断すれば、難聴の原因は蝸牛という部位が正常に機能していないと考えられる。この治療方法は残念ながらないが、右の聴力は全く支障がないのでちょっとの不都合だけである。したがって、暴飲暴食、タバコをやめて一年に1,2度の聴力試験を行っていかれることが望ましい」と診断された。
藁にもすがる思いで再診したのだが、ま、しょうない・・・か。
医科大病院の正面の建物は来月完成だとか。駐車場が近くなるのが嬉しい。
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