大野工事区は広島駅から岩国駅方西方約30kmの位置にあり、大野浦駅から徒歩10分、住宅が点在する閑静な場所にあった。
対岸は約1km隔てて厳島(宮島)が横たわっていた。
事務所はプレハブ2階建て。1階は8畳の和室2室、車庫、倉庫、湯飲み所があり、2階は事務室と区長室が設けられていた。
事務所の建物と5mを隔てて独身寮(2階建て)が設けられていた。既に廿日市トンネルの要員が配置されており、区長、事務助役、技術助役、2名の技術係に私が大野トンネル担当者として加わった。
住まいが見つからず、温品アパートに妻とやがて1歳になる娘を残して単身赴任した。
着任3年後の大野地内建設完了状況 |
会場設営は請負者(株)大林組が行った。
起工式会場遠望 |
斉藤徹広島新幹線工事局長の鍬入れの儀 |
工事関係者80人が列席した |
祝賀会は大竹市内の会場へ移動して盛大に行われた。
祝賀会 |
かくして、起工式を終え、これ以降開業までの3年余に及ぶ工事監理業務の死闘の序章が開始した。
0 件のコメント:
コメントを投稿