二度とこの場所で写真は撮れなくなってしまった。 そんな写真があった。場所は曽々木海岸の窓岩である。
窓岩の窓付近で撮った |
時は昭和36年、就職して約5か月経た昭和36年8月頃である。曽々木へ誰と行ったのか記憶にない。この写真を見たくなったのには理由がある。
1月の大地震でこの窓岩が魔法がかけられたように消滅してしまった写真を見たからである。
グーグル写真に写った窓岩付近の写真 |
あんな迫力のあった窓岩がウソのように消えているではないか。子供の頃、家から10km以上ある曽々木へ海水浴に行ったのだが、曽々木に着いた証が窓岩だった。
ウチの親戚の家が曽々木にあるのだが、金沢に避難していた知り合いの人が、3か月前に元の家に戻って生活している。
話によると、玄関の戸は斜めになってどうにか出入りできるし、一間だけ何とか住める状態だという。買い物は定期的に車が販売に近くまで来るので助かっているという。先行き全く見えないという。そんな人がなんとか暮らしているということを忘れてはならない。
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