2025年1月6日月曜日

加賀鳶、大名屋敷の火消しの伝統を今に

金沢市の消防分団は大体校下ごとに置かれ、市内49の分団が活動をしている。消防分団員は分団ごとに要員が不足する場合は希望者が入団している。しかし、近年は人口減少の中、希望者が少なく、なり手を探すのに苦労している分団が多いという。

さて、江戸の加賀藩邸を守った大名火消し「加賀鳶」の伝統が今に続いている。昨日、金沢城内で開催された出初式があり、その伝統を受け継ぐ、現代の火消したちによる新春を飾る勇壮な「加賀鳶はしご登り」では、約40本の梯子が立てられ、息を飲む演技が披露された。


さらに、金沢市内の全49消防分団による、高さ約30mの水柱が立ち上がる「一斉放水」の風景はまさに圧巻 金沢市消防出初め式は5日、金沢城公園新丸広場で2年ぶりに行われ、全49分団の団員ら約1300人が加賀鳶梯子(とびはしご)登りや裸放水で藩政期から続く火消しの心意気を示した。昨年は能登半島地震の影響で中止となった。団員は被災地復興の願いを胸に妙技を披露し、観客から大歓声と拍手が送られた。


この日は最大9連休となった年末年始休みの最終日で、広場には過去最多に並ぶ7500人(主催者発表)の市民や観光客が詰め掛けた。
梯子登りでは、38分団の登り手が五十間長屋や菱櫓(ひしやぐら)を背景に「八艘(はっそう)飛び」「鶯(うぐいす)の谷渡り」などの妙技を繰り広げた。裸放水では下帯姿の団員が空に向かって一斉に放水し、幻想的な水のカーテンをつくり出した。

式典では、蔵義広市消防局長が式辞を述べ、村山卓市長が訓示した。冒頭、能登半島地震や奥能登豪雨の犠牲者に黙とうした。長年にわたって消防業務に尽力した116人の表彰も行われた。

今日は全国一斉に仕事始め。御用始めと言っていた頃が懐かしい。昨年は正月は実家で過ごしていた多くの人たちが地震で亡くなられた。天はむごいことをなされたものだ。合掌

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