数年前、山代温泉で東海・北陸出身者の十数人で同期会を開いた。そのホテルでカニの料理が出された。話題がカニになり、松葉ガニや越前ガニの名前が飛び交った。石川県はどんな名称?と聞かれた。それだけ県外勢には知られていないということである。
「カノウガニ」と名前が付けられていると云ったら、気色悪い名前やなぁ・・・と。加賀と能登で加能ガニという名前が付けられたと話したら、「漢字で書けば何でも無いが、耳で聞くとイメージが良くない」という。病気を連想するではないかと。地元の人間としては少々立腹したが云われてみればそうかも知れない。
そんな中、加能ガニの知名度アップを図るため、県内でブランド化に向けた取り組みが続いている。今年からは一定の条件を満たしたものが「加能(かのう)ガニ金沢」(雄)、「金沢香箱(こうばこ)」(雌)と名付けて出荷されることになった。高い人気を誇る福井県の「越前がに」や山陰地方の「松葉がに」の後じんを拝する状況を脱することができるかである。
甲羅の幅11cm以上=加能ガニ金沢 8cm以上の香箱=金沢香箱 |
この際、かのう・・・を冠する名称を再検討しては如何かと思うのだが・・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿