パソコン画面に映された腎臓の3D写真を何枚もクリックしながら表示して、「生体検査結果は腎細胞癌でした」と告げられた。
手術は「ダビンチ」により9時間かけて行われた |
「腫瘍は径2cmくらいで、初期のがんでした。手術で腫瘍を全て取り除きました。転移の心配はありません」と。
図示するとこんな感じ |
手術の手順 |
従来、医師が患者に癌の告知を本人にするか、家族だけに通知するか状況を見て判断していたのだが、最近では本人に直接告知するのが普通になった感がする。
小生も癌の告知を受けたのだが、それによるショックは皆無であった。なにせ、体内には癌は無くなっているのだから。
たまたま胃の検査で念のためCTを撮りましょうと云われて見つかった腎がんであるが、もしその時にCT検査をしなかった場合のことを想像すると奇跡的に思えるのである。きっと4年後くらいに血尿や腹部の鈍痛のため病院に行き、「もう手遅れです」と云われ絶望したかも知れないのである。
さて、もう1点医師に聞くことがあった。
「退院する時、支払いをしたのだが、請求金額は1日あたり1860円の13日分しかなかった。何故なのかお聞きしたい」と医師に伝えた。
そうすると医師は、「研究助成金の枠内の手術だから」と答えられた。先端医療を受け、かつ「ただ」に近い費用ですんだこの腎がん切除は「神様からの贈り物」かも知れない。
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