今日から7月、あいにく雨となった。ここ1週間は雨模様とのこと。
今日の朝刊では能登のキリコ祭りのスケジュールが掲載された。口火を切るのは宇出津のあばれ祭り。7日午後8時、海上の台船からの花火打ち上げを合図に、数十基のキリコが役場前の浜に向かって動き出す。あばれ祭りは2日間のハードスケジュールで執り行われる。神輿が火の中に、海の中に、川の中に投げ込まれ、これでもかと橋の欄干に打ち付ける、神輿は壊れるほど神が喜ぶという日本でも不思議な祭りである。
浜に向かうキリコ群 |
ギャルたちも貴重な担ぎ手 |
役場前で乱舞 |
1世帯に神輿人足とキリコ人足が割り当てられる。親戚縁者の少ない家では、酒と馳走でもてなして人足の依頼をするのである。もちろん経費負担も平等に行われる。都会では「何で納めんなんがや」と不協和音が出るところだろう。
キリコでも地区によって大きな違いがある。宇出津はほかの地区に比べてコンパクトな作りである。だが、子どもが乗るスペースを確保する工夫がなされている。この台が頑丈に作られているので重量が大きい。そして、何十年も前から照明が電球となっており、電源はバッテリーを搭載している。これは実に素晴らしいことである。
ほかの地区は伝統を守ってローソクである。
柳田地区のキリコは後部に「ふんどし」と称される幕が付けられている。松波地区のキリコにもあるが、宇出津や石崎にはそれはないのである。
赤いふんどし |
それぞれの地区から5基の神輿が集まる柳田大祭 |
この地区のキリコは大型である。したがって、担ぎ手が沢山必要である。1基あたりでは宇出津の3~4倍の人足となっている。
このように大型 |
勇壮さは他に引けを取らない |
奥能登全域がキリコ祭りかといえばNOである。
同じ能登町でも小木地区は袖ギリコといい、形状も全く異なっている。
袖キリコ |
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