この列車は29年前の平成元年7月21日に1番列車が大阪駅を出発した。
歴史を重ねたこの列車ではあるが一昨年の2月12日、26年の歴史を閉じ最終ランとなる3月12日の寝台券が、発売の数秒(まさしくアッという間)で完売となった。
下り大阪発札幌行きは1,495.7kmを約22時間、上り札幌発大阪行きは1,508.5kmを約22時間50分かけて運行し、JR分割民営化後としては日本一の営業キロでの長距離旅客列車であった。上りと下りが13kmも違うとは初めて知った。
金沢駅に停車中 |
間もなく札幌行き発車 |
シートは全て海側に据えられている |
最後部のスイート 贅沢な時間を何人が過ごしたのだろう |
国内の豪華寝台列車は、2013年にJR九州が「ななつ星in九州」の運行を開始。今年5月にはJR東日本の「トランスイート四季島」がデビューしたばかりで、ツアー型の「クルーズトレイン」は競争の時代に入る。
先発のJR九州はブームに火を付けた。安くて30万円、最高額は130万円前後となっており、JR東日本や西日本も高額の価格が設定されている。が、乗車券購入の倍率が7倍以上、日本にも富裕層が大勢いらっしゃるんだなぁーと羨望するのみである。
瑞風の出発セレモニー |
餘部橋りょう付近を通過 |
旧余部鉄橋 |
スイートルーム |
これが列車か?と驚きの設備である。
一生に1度くらいはこんな旅をしてみたいものだが、その日は永遠に来ないのかなぁ。
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