延長は8000キロにも及ぶが幅が小さいため見えないのだとか。
北京市北方60kmにそれはある。そこに行くには市内から高速道路に乗るのだが、日本の高速道路は往復4車線が普通。それが国道や県道等々と並行していて一体どこまでが道路なのか検討がつかないくらい広い。10車線以上はあるのだ。
そこに行ったのはもう20年も前となったが、その沿線の古いレンガ造りの家は壊されつつあり、超高層のビルが林立し建設中でもあった。土地の私有はない国だから、建設前の移転補償問題がなくて、さぞ、住民は泣かされているのだろうなと余計な心配をした。
長城は何せ山の稜線に築かれているので、アップダウンが大きい。
駐車場から長城を目指す |
稜線に延々とそれは連なっていた |
秦の始皇帝から明王朝まで何回も王朝が変わったが、この長城を構築整備したのは全ての王朝ではなかったという。玄宗皇帝なんかは一切無関心だったようだ。最も熱心に取り組んだのは明王朝である。信長、秀吉時代の明王朝は強大な権力を保ったという。しかし、この長城に立てこもり、実際に外敵と戦ったという具体的な記録はない。なのになぜ莫大な経費をかけて整備したのか。
北朝鮮の核や弾道弾開発と共通する目的があるのかも知れない。戦いを防ぐ抑止力なのだろうか。
堅牢に築造されており、手抜きなどは一切ない |
かなり遠方まで歩いた 通路はごった返し |
この写真は、業者が勝手に撮影して高額で売りつける商法のものであるが、一切要らないと断った結果、半額になったので買ったものである。
どこの観光地に行っても「日本人はいいお客さん」なのだ。
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